滅菌のいろいろ
知っていますか?
歯科の治療用器具や材料は、個々の患者さん一人ひとりに使用するため、消毒と滅菌が必要になりますが、その「滅菌」の方法と取り扱いによっては効果が無意味になってしまうことがあります。
そして、滅菌器にも3種類(クラスB、.クラスS、クラスN)あります。
↑当院のクラスB滅菌器
この種類は滅菌の精度(グレード:高位水準、中位水準、低水準)によって分けられています。
この水準は使用する器具の使い道によって(クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカル)分けられていますが、全てのグレードにおける器具や製品を滅菌できる滅菌器をクラスBといいます。
滅菌器としては非常に高価で、ランニングコストもかなりかかるため、日本の歯科医院ではまだまだ浸透されていません。
「滅菌袋に入っていれば、器具が滅菌されている」
と思ってしまいがちですが、
滅菌器と滅菌される器具、その滅菌方法を間違えると、
実は、正確な滅菌ができていないということがあります。
例えば、マスクやガーゼなどの布製品をクラスNで滅菌しても、
意味がありません。
正しく滅菌を行うには、
正しい知識が必要で、
「滅菌」ボタンを押せば滅菌できている
と思っている風習を改めて見直さなければなりません。
そして、器具や使用目的に応じた滅菌器と滅菌方法があるということを
知らなければならなりません。
能見台の歯科、歯医者、双葉デンタルクリニック 045-349-4541